株式会社マックスサポートは、物流業界への派遣・請負事業を手掛ける創業26年目の人材派遣会社です。倉庫内作業員の派遣や、物流現場を請負うアウトソーシング事業を主力として関東、関西にエリア展開していました。デジタル技術の進歩や人口動態が変化により、事業の先行きが不透明となる中、2018年より成長産業である医療福祉業界の派遣ビジネスへと着手、2019年よりコールセンター・官公庁向け派遣サービスを展開し、事業の柱を増やしたことで売り上げ拡大に成功しています。

拠点展開しても、思うように売上が伸びない…

―　キカリのコンサルティングサービス導入以前の状況を教えてください。

2018年に医療福祉業界向けの派遣・紹介サービスを自分たちの手で立ち上げました。池袋支店に拠点を構えて徐々に1都3県まで営業エリアを拡大し、順調に売上を伸ばすことができましたが、大阪支店、名古屋支店とエリアを拡大して以降、思うように売上が伸びない時期が来ました。新規事業立ち上げ以降、マネージャークラスは派遣営業の経験者を中心に構成できていたのですが、そのすぐ下のメンバーは未経験の第二新卒が中心でした。急拡大で組織が大きくなったことによりメンバーの成長が追い付かず、思うように売上が伸びないという事態が起きていました。若手社員を牽引する業界経験者の存在が不可欠な状況でした。

若手社員のマネジメント強化で営業力を底上げ

―　キカリのコンサルティングサービス導入以前の状況を教えてください。

一番の決め手は、やはり必要としていた医療福祉業界の派遣経験者の方に来ていただけるというところです。自分たちで経験者を採用することは非常に難しいため、コンサルタントとして入っていただけるのはメリットが大きいと感じました。またコンサルティングフィーがかからないという点も魅力でした。マックスサポートは支店長とメンバーの２名という少人数構成です。入社時に人事部が基礎的な座学研修を行ってくれるものの、その後のOJTは各支店で行う必要があり、新人教育とその後の育成に関して大きな課題がありました。キカリのコンサルタントに来ていただくことで、医療福祉業界で培ってきた経験を若手社員に伝えてもらえるではという期待も大きかったです。

「なぜこの仕事をするのか？」若手社員の意識改革で売上拡大

―　実際にサービスを導入してみていかがでしたか？

マックスサポートの社員だけでは気付かなかったような視点をたくさん教えてくれました。医療福祉業界で実績を残してきたコンサルタントのクライアント折衝力、求職者対応力の高さにも驚かされ、いくつも社内にナレッジとして取り入れることができました。課題だった若手社員を引き上げに関しては、OJT研修から参画いただき意識改革からスタート。お恥ずかしながら営業目標という支店ごとの数値目標はあったものの、個人の目標として「あなたはどうなりたいのか？」というアプローチまでは一人ひとりできていないのが実情でした。「なぜこの仕事をするのか」「それがどう自分のなりたい姿に繋がっていくのか」という意味付けも同時に行っていただくことで、新入社員がコール数で全国1位を獲得することができ、社内に活気が溢れるようになりました。

―　ありがとうございました。最後に今後に向けて一言お願いします。

課題だった売上もキカリのコンサルティングサービスを導入後、順調に回復することができています。中四国エリアの拠点拡大にも踏み切ることができ、全国展開の足掛かりもできました。これから先も組織が拡大することでまた別のマネジメントの課題は生まれると思いますが、コンサルタントと協力しながらこれからも事業を成長させていきたいと思います。